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作ってみよう、カンホアの塩(天日塩ワークショップ)

ホームメイドの天日(仕上げ)塩

収穫直前の塩
余分なニガリを切って乾かせば出来上がり

塩、それもおいしい塩をホームメイドで作ってみませんか? おいしいのはもちろん、やってみると塩とはそもそもどういうものなのかが、とてもよく分かります。最初のハードルは2リットルのきれいな海水を手に入れること。これでおよそ50〜60グラムの塩ができます。比較的所要時間が短いという意味で、梅雨明け後の夏か、(太平洋側なら)雨の少ない冬に行うのがいいでしょう。所用日数の目安は、おそよ1〜2ヶ月ですが、お天気や天日干しの仕方などによってもちろん変わります。植物を育てるような感覚と思ってください。

そして、ここでひとつだけお断り。日本の気候で、カンホアの塩と同じ天日だけの製法は難しいので、前半だけ火(ご家庭のコンロ)で補い、後半は天日という方法を紹介します。「天日塩」ではなくなりますが、「釜(鍋)焚き製法」と「天日製法」の折衷型で、言わば「天日仕上げ」製法です。最大のポイントは、いかに雨に当てないで天日干しできるか、です。「塩作りの原理」のページの実践とも言えます。カンホアでは塩分濃度を計りながら作りますが、量が少ないので濃縮される海水の容量を量ることで、その時点の濃度を計ります。ですから、濃度(比重)を計るボーメ計など特別なものは必要ありません。

自分で作った塩のおにぎりの味は、また格別ですよー

まずは、イメージしてみましょう

塩作りを始める前に、だいたいの流れをつかみましょう。下記のように、最初に海水を鍋で煮詰め(Step.1)、煮詰めた海水を天日干しし(Step.2)、結晶してきた塩を収穫して天日乾燥させる(Step.3)。これで完成です。

Step1.荒焚き蒸発

コンロで、2リットルの海水を350ccまで煮詰めます。

Step2.天日蒸発

今度は天日干しで、350ccを50ccまでにします。

Step3.収穫と天日乾燥

ニガリに浸かった塩を収穫し、再び天日に干してでき上がり。