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FAQ(回答集)

「カンホアの塩」に関する質問答え

  1. 質問: カンホアの塩はどんな料理に合いますか?

    答え: カンホアの塩は、海水の成分が全体的に塩になっているのが特徴です。それは海水に含まれたいろいろな味の成分の集まりですから、単に塩辛いものではなく、海水のような複雑さをともなった味です。その微妙とも言える複合的な味が、「甘さ」や「旨味」を醸し出します。カンホアの塩自体に「甘み」や「旨味」があるというより、醸し出すのです。その味が料理の味を包むようにきき、食材が持つ微妙なおいしさを引き立てます。

    例えば、おにぎりにカンホアの塩を使うと、お米の味に「塩辛さを加える」というより「複雑な味で包む」ようになり、お米の微妙な甘さなどを引き立てます。それをより強く感じてもらえるという意味で、合う素材は、穀物類(おにぎりやパン・雑穀など)・野菜・魚介類など。また肉類なら鶏や豚になりますが、塩で食べる牛タンにもよく合います。そして調味では、塩だけはもちろん、オリーブオイルなどシンプルなものから、微妙なおいしさを醸し出すスープ(汁)・ソース(たれ)が中心になると思います。

    本来食材は、どれもそれ自身の微妙なおいしさを持っていますから、合わない料理はないのですが、より「微妙なおいしさ」を味わってもらいたい料理に、特に向いていると思います。

    【参考】 海水塩と岩塩の相性の違いについて => 塩の使い分け

  2. 質問: カンホアの塩は他の天日(海)塩と違いますか?

    答え: そもそも「天日塩」とは、海水を天日で濃縮すること(天日製法)で作られた塩のこと。しかし、天日塩だからと言って、同じ塩になるとは限りません。それは、「海水を天日で濃縮すること」の他にも、塩の成分・味が、(ときには大きく)変わる製造工程がいくつもあるからです。そのためにカンホアの塩は専用の塩田にて独自の天日製法で作られています。その製法は「海水の成分を“全体的に”取り込みながら塩の味を作る」がコンセプト。一般的に、こうした天日製法は珍しいので、おそらく他の天日塩とは違うでしょう。また、その違いを感じるには、直接味見することや実際に使い比べてみるのが一番です。それ以外の方法としては、「成分のデータ」と「製法」を比べることになりましょう。

    【参考】 一般の天日製法とカンホアの塩の天日製法の違いについて => いろいろな天日製法
    【参考】 カンホアの塩の独自の天日製法は => 「カンホアの塩」の天日製法
    【参考】 カンホアの塩の成分データ => 【結晶のまま】【石臼挽き】【石窯焼き塩】

  3. 質問: カンホアの塩は全く火を使わず作られていますか?

    答え: はい。(もちろん【石窯焼き塩】以外になりますが)全く火を使わず作られています。海水を濃縮し、塩が結晶し、天日に干し、最後にパッケージに封がされるまで、カンホアの塩は天日だけで作られています。専用の天日塩田で出来上がった大粒の結晶状の塩が【結晶のまま】。それを石臼で挽いたものが【石臼挽き】。そして【石臼挽き】を石窯で高温焼成(約600℃)したものが【石窯 焼き塩】になります。

    【参考】 カンホアの塩の天日製法は => 「カンホアの塩」の天日製法

  4. 質問: 以前のカンホアの塩のパッケージには「完全天日塩」の表記がありましたが、今は「天日塩」だけになっています。完全天日塩ではなくなった、ということですか? 【付記】 この後、「天日塩」の表記から「天日海塩」の表記に変更。(2015年6月)

    答え: 以前のパッケージで「完全天日塩」の表記があったのは、「海水から塩が出来上がるまで、人工的な熱を使わず、完全に(全て)天日だけで作られている」ということでしたが、それは今でも全く変わりません。以前は、そのような(完全な)天日塩でなくても「天日塩」と表記された塩があったため、それと区別するために「完全天日塩」という言葉を使っていました。しかし、2010年4月より新たに食用塩の業界で、以下のような「天日塩」の定義付けがされました。

    天日塩:塩田等で海水を天日濃縮して結晶としたものに限ります。濃縮だけ行ったもの、塩湖かん水を濃縮したものは天日塩と表記しません。

    これよって、「完全ではない天日塩」はなくなったため、「天日塩」が適正な表示になりました。カンホアの塩の製法に変わりはありませんが、新たなルールによって、カンホアの塩のパッケージの表記の仕方が「完全天日塩」から「天日塩」に変わっただけです。

    【参考】 塩の業界の新しいルールについての全般は => 食用塩公正取引協議会のサイト
    【参考】 ルールの中での用語「天日塩」ついては => このページ(規約解説)の「10)用語が定義されたもの」を参照
    【参考】 カンホアの塩の独自の天日製法は => 「カンホアの塩」の天日製法

  5. 質問: ベトナム、カンホアの海はきれいですか?

    答え: カンホアの塩の専用塩田のあるホンコイ村は、一番近い大きな町ニャチャンから50〜60km離れた田舎にあります。ニャチャンは町ですが、その周辺や町中にさえ海辺のリゾート施設がいくつもあるところです。具体的なデータはないので、厳密には「きれいと言われる、または見える」というレベルでのことですが、ホンコイ村の海はそのニャチャンよりもきれいです。(このサイトのトップページ「home」の海の写真はカンホアの塩の専用塩田のあるホンコイ村の砂浜です)

    そして、このホンコイ村にある塩田地帯は、昔からベトナムで有数の天日塩の産地であり、カンホアの人たちはもちろん、ベトナム全土の人たちが使う塩が生産されています。そのため、汚染されないよう政府によって規制されており、家庭排水などが入り込まないようになっています。その天日塩田地帯の一角に、カンホアの塩の専用天日塩田があり、海水を引き入れる採水口も共通です。

    【参考】 生産地カンホアについて >>> 周辺環境と立地条件

  6. 質問: ベトナムは発展途上国のイメージですが、技術面などカンホアの塩は問題ありませんか?

    答え: たしかにカンホアの塩を作る工程で特別な機器は使われていません。使う機器類は、せいぜいポンプ・石臼(いずれも電動)、塩を運ぶトラックぐらいで、ほとんどが手作業です。カンホアの塩の製法は、重機などを使った大きな規模では難しいためです。そんなカンホアの塩を作る技術として欠かせないのは、きめ細かな職人の手作業や判断です。それは塩田のメンテナンスから始まり、天気を予見しながら濃くなっていく塩田の海水を移す(または収穫する)タイミングだったり、(左官職人のように)収穫する際のトンボ使いなどなど。収穫作業はもたもたしていると、どんどん塩の成分・味が変わってしまいます。こうした技術は、100年も前から続くと言われる、ここカンホアの地の塩作りの歴史によって育まれてきたものです。現状として、(カンホアの塩ではない)この地域の一般の塩作りは、どんどん機械化されているため、徐々にその職人たちの技術の使いどころが減ってきていますが、ドサッと作れないカンホアの塩の製法にはそうした技術こそが重要であり、必要なのです。

    【参考】 流通(トレーサビリティ)と現地スタッフ
    【参考】 生産地カンホアについて >>> 塩作りの歴史

  7. 質問: カンホアの塩に賞味期限の記載がありません。なぜですか?

    答え: それは腐敗や品質劣化の恐れがないため、賞味期限を示す必要がないからです。もちろんこれはカンホアの塩に限りませんが、食品衛生法上も、塩は賞味期限を記載しなくていいことになっています。(ゴマ塩・ハーブ塩など塩以外のものが含まれる場合を除きます)漬物など保存に使うことも多い塩。湿気には気をつけた方がいいですが、ほとんど永久と言えるぐらい腐らないものなのです。

  8. 質問: カンホアの塩は他の食塩と比べると、何が違うのでしょうか?

    答え: 塩に含まれている成分が違います。各成分は、皆違う味なので、味の違いとも言えます。「他の食塩」は、さまざまなものがあるので一概に言えませんが、標準的な食塩3点とカンホアの塩【石臼挽き】の違いを表にしてみました。成分、原材料、そして製造工程(製法)の違いを示しています。原材料、製法の違いによって成分が異なり、成分の違いによって味が異なります。カンホアの塩の特徴は、「海水の成分を“全体的に”取り込みながら作った」、『海のような、深く豊かな味わい』。それはこの表のデータからもうかがえます。いろいろな原材料・製法についての詳細は、「いろいろな塩の違いとは?」をご覧ください。なお、ここでの標準的な食塩は、「new 日本食品標準成分表2015年版(七訂)pdfファイル」により、「(商品名としての)食塩」、「並塩」、「精製塩」となっています。

    100gあたり 食塩 並塩 精製塩 カンホアの塩
    【石臼挽き】
    水分 0.1g 1.8g tr(定量不可) 6.2g
    ナトリウム 39g 38g 39g 33.76g
    カリウム 100mg 160mg 2mg 250mg
    カルシウム 22mg 55mg 0 620mg
    マグネシウム 18mg 73mg 87mg 780mg
    (NaCl相当) 99.5g 97.3g 99.6g 85.82g
    原材料名 海水(日本) 海水(日本) 天日塩(メキシコ)
    炭酸マグネシウム
    海水
    (ベトナム・カンホア)
    (製造)工程 イオン膜
    立釜
    乾燥
    イオン膜
    立釜
    溶解
    立釜
    乾燥
    混合
    天日
    粉砕
  9. 質問: 梅干しの仕込みで、梅をカンホアの塩で塩漬けしたときのことです。梅酢が上がってきた後、梅を瓶から取り出すと、少量ですが、梅酢の入った瓶の底に白色の沈殿物がありました。これは何ですか?

    スプーンで集めたカルシウム分の溶け残り 【拡大写真】

    答え: それはカルシウム分(硫酸カルシウム)です。もちろん、身体に害のあるものではありません。元々は原料である海水に溶け込んでいたものです。

    海水についてのページにもあるとおり、海水の塩分の約78%は塩化ナトリウムですが、硫酸カルシウムも4%含まれています。カンホアの塩は、海水の成分を“全体的に”取り込むことで、海水のような深く豊かな味わいになっています。そのため、ナトリウム分だけでなく、マグネシウム分、カリウム分とともにカルシウム分もあえて比較的多く含まれるように作られています(【結晶のまま】と【石臼挽き】のカルシウムは100gあたり620mg)。

    【比較参考】
    8.質問:カンホアの塩は他の塩と比べると、どう違うのでしょうか?

    そして、カルシウム分は、各成分の味と性質のページにもあるとおり、海水(または塩)の成分の中で最も溶けにくい成分です。通常の料理などでは分かりませんが、梅の塩漬けのように高い塩分濃度の状態においては、カルシウム分は若干溶け残り、白濁したり白色の沈殿物となることがあります。それがご質問の「白色の沈殿物」です。また、その「高い塩分濃度」とは20%ぐらいが目安です。

    例えば、梅の重量1kgに対して、15%(150g)のカンホアの塩で塩漬けにした場合、梅1kgから600gの水分(梅酢)が出たと仮定すると、その塩分濃度は、およそ20%になります。(梅から出る水分量は梅によって異なります)

    カンホアの塩は、カルシウム分もこのぐらい含まれることで、より海水の成分に近づくと同時に味の複雑さを増し、ほのかな甘みや独特のうま味を醸し出しています。

  10. 質問: カンホアの塩は、放射能検査を行っていますか?

    答え: はい。行っています。まず、2012年の収穫分(6月29日収穫)の検査を行い、「ND(検出なし)」という結果でした。詳細は以下のとおりです。

    ● 2012年収穫分の検査結果:
    検査及び判定法: 厚生労働省「緊急時における食品の放射線測定マニュアル」に準ずるGeガンマ線スペクトロメーターによる核種測定(定量下限1Bq/kgにての核種測定)
    分析結果:Ge定量1
    ヨウ素131(定量下限値:0.7Bq/kg)測定値:ND(検出なし)
    セシウム134(定量下限値:1.0Bq/kg)測定値:ND(検出なし)
    セシウム137(定量下限値:0.9Bq/kg)測定値:ND(検出なし)

    上記の検体(2012年6月29日収穫分)が、カンホアの塩が初めて行った放射能の検査でした。福島とカンホアの塩の生産地であるベトナム・カンホア・プロヴィンスとは距離があるため、原発事故の影響を考えた場合、それなりの時間差があると考えました。またカンホアの塩は、常に海水を引き入れながら作ってはいないため、その仕組みやタイミングも考え合わせる必要がありました。私たちはそれらを考え合わせ、2012年6月29日収穫分を最初の検体としました。詳しくは、次の「2012年6月29日収穫分のカンホアの塩を最初の放射能検査の検体としたのはなぜですか?」をご覧ください。

    なお、2012年のカンホアの塩の収穫は、3月21日に始まり、8月21日が最後でした。
    今後も年に一度の頻度で、2016年収穫分まで(通算5年間)同様の検査を行う予定です。

    追記(2013年収穫分)
    2013年収穫分(7月2日収穫)の検査を行い、「ND(検出なし)」という結果でした。詳細は以下のとおりです。なお、2013年のカンホア塩の収穫は、3月7日に始まり、8月8日が最後でした。

    ● 2013年収穫分の検査結果:
    検査及び判定法: 厚生労働省「緊急時における食品の放射線測定マニュアル」に準ずるGeガンマ線スペクトロメーターによる核種測定(定量下限1Bq/kgにての核種測定)
    分析結果:Ge定量1
    ヨウ素131(定量下限値:0.7Bq/kg)測定値:ND(検出なし)
    セシウム134(定量下限値:0.8Bq/kg)測定値:ND(検出なし)
    セシウム137(定量下限値:1.0Bq/kg)測定値:ND(検出なし)

    追記(2014年収穫分)
    2014年収穫分(6月3日収穫)の検査を行い、「ND(検出なし)」という結果でした。詳細は以下のとおりです。なお、2014年のカンホア塩の収穫は、1月25日に始まり、8月19日が最後でした。

    ● 2014年収穫分の検査結果:
    検査及び判定法: 厚生労働省「緊急時における食品の放射線測定マニュアル」に準ずるGeガンマ線スペクトロメーターによる核種測定(定量下限1Bq/kgにての核種測定)
    分析結果:Ge定量1
    ヨウ素131(定量下限値:0.9Bq/kg)測定値:ND(検出なし)
    セシウム134(定量下限値:0.9Bq/kg)測定値:ND(検出なし)
    セシウム137(定量下限値:0.8Bq/kg)測定値:ND(検出なし)

    追記(2015年収穫分)
    2015年収穫分(6月26日収穫)の検査を行い、「ND(検出なし)」という結果でした。詳細は以下のとおりです。なお、2015年のカンホア塩の収穫は、2月13日に始まり、8月22日が最後でした。

    ● 2015年収穫分の検査結果:
    検査及び判定法: 厚生労働省「緊急時における食品の放射線測定マニュアル」に準ずるGeガンマ線スペクトロメーターによる核種測定(定量下限1Bq/kgにての核種測定)
    分析結果:Ge定量1
    ヨウ素131(定量下限値:0.6Bq/kg)測定値:ND(検出なし)
    セシウム134(定量下限値:0.8Bq/kg)測定値:ND(検出なし)
    セシウム137(定量下限値:1.0Bq/kg)測定値:ND(検出なし)

    追記(2016年収穫分)
    2016年収穫分(6月17日収穫)の検査を行い、「ND(検出なし)」という結果でした。詳細は以下のとおりです。なお、2016年のカンホア塩の収穫は、3月10日に始まり、8月18日が最後でした。

    ● 2016年収穫分の検査結果:
    検査及び判定法: 厚生労働省「緊急時における食品の放射線測定マニュアル」に準ずるGeガンマ線スペクトロメーターによる核種測定(定量下限1Bq/kgにての核種測定)
    分析結果:Ge定量1
    ヨウ素131(定量下限値:0.8Bq/kg)測定値:ND(検出なし)
    セシウム134(定量下限値:0.7Bq/kg)測定値:ND(検出なし)
    セシウム137(定量下限値:1.0Bq/kg)測定値:ND(検出なし)

    備考: なお、2016年11月現在出荷中のカンホアの塩は、2014年から2015年に収穫されたものです。

    以上のように年に一度の頻度で5年間の放射能検査を行ってきましたが、今後特別なことがない限り、放射能検査を終了いたします。「特別なこと」がないことを祈って止みません。

  11. 質問: 2012年6月29日収穫分のカンホアの塩を最初の放射能検査の検体としたのはなぜですか?

    答え: それは、以下のことが理由となっています。

    1.福島とカンホアの距離
    福島とベトナム・カンホア・プロヴィンス(以下、カンホア)は、直線距離にしておよそ4,200km離れており、東北地方や関東地方で起こったようなホットスポット現象は考えにくいこと。

    2.福島沖の海水がカンホアへ流れ着くまでの時間
    福島沖の海流は、主に東から北東に向かっており、拡散する放射性物質がベトナム・カンホアへ着くまでには、(諸説あるものの)何年か、かかると言われていること。

    3.「カンホアの塩」の原料である海水を引き入れる仕組みと収穫のタイミング
    カンホアの気候は日本とずいぶん違い、乾期と雨期の熱帯性気候です。おおむね毎年9月から1月が雨期、2月から8月が乾期になります。そして、カンホアの塩の収穫は、乾期の3月から8月ぐらいの間に行われていて、雨期の間、収穫は全くありません。

    【参考】 生産地カンホアについて >>> その気候

    毎年雨期が終わる前(11月末から12月初頃)に、海に面した水門を開いて、およそ4haの大きな最初の塩田(貯水池のようなもの)に大量の海水が引き入れられ、それ以前にあった少量残っている海水に加わります。そして、乾期の終わりまで、天候により不定期に1〜2度、少量追加されます。それ以外は、水門は閉じたままになり、次に開くのは再び雨期が終わる前(11月末から12月初頃)になります。こうして徐々に、新たに引き入れた海水の割合が多くなっていく仕組みになっています。大きな最初の塩田に引き入れられた海水は、徐々に面積を絞った塩田に段階的に移され、最後に一番小さな収穫のための塩田でカンホアの塩は収穫されます。その間、およそ2〜3ヶ月かかります。

    【参考】 カンホアの塩とは? >>> 「カンホアの塩」の天日製法

    2011年のカンホアの塩の収穫は、4月15日に始まり、8月6日が最後でした。その最後の収穫分の原料である海水は、最も新しくても5月初旬から6月初旬に少量追加された分になりますが、この時点でその割合は非常に少なく、大部分はその前年(2010年)の11月末から12月初頃に引き入れられた海水になります。

    そして2012年のカンホアの塩の収穫は、3月21日に始まり、8月21日が最後でした。この年の収穫分は、その前年の雨期の終わり(2011年11月末から12月初頃)に引き入れられた大量の海水が原料のほとんどです。そしてその海水から出来たカンホアの塩の収穫が本格的になった頃の6月29日の収穫分を検体として、最初の放射能検査を行いました。

    また、この2016年6月29日収穫分の分析の後も、しばらくは一年に一度、同様の放射能検査を行う予定です。

  12. 質問: カンホアの塩のパッケージで、以前は「天日塩」となっていた表示が「天日海塩」に変わってますが、何か変わりましたか?

    答え: カンホアの塩自体に変わりはなく、同じです。以前、パッケージの「天日塩」という記載を見て、「これは海塩ですか? それとも岩塩ですか?」と質問を受けることが多かったので、海塩ということが分かりやすいよう(2015年6月当社出荷分より)「天日海塩」という記載に改めました。カンホアの塩は、天日製法というだけでなく、海水が原料だからこそ出来る工夫を施した成分・味が特徴なので、それを強調する意味もあります。

    【参考】 「海水が原料だからこそ出来る工夫」について => 塩作りの原理 >>> その(塩作りの)原理の使い方
    【参考】 「海水が原料の天日製法」について => 天日製法とは?

    通常、天日塩と言うと、ほとんどが天日海塩のため、それまでは「天日塩」と称していましたが、比較的まれながら、天日湖塩や天日岩塩もあります。天日湖塩は、塩湖の塩湖水を原料に天日で結晶させた天日塩。また、天日岩塩は、岩塩を水でいったん溶かした後、それを天日で結晶させた天日塩です。「天日製法」という一点に置いては共通ですが、いずれも原料は海水とは異なります。

    【参考】 (天日)湖塩については => 湖塩のグループ
    【参考】 (天日)岩塩については => 岩塩のグループ
    【参考】 釜焚き塩を含んだ、広く海水塩(海塩)については => 釜焚き(海)塩と天日(海)塩

  13. 質問: 2015年に新しくなったカンホアの塩のパッケージに載っている成分表示が少し変わりましたが、味が変わったということですか?

    答え: 紛らわしくお感じになるかも知れませんが、味はそのままです。カンホアの塩は、2000年の発売以来、ずっと同じ成分表示をしてきました。2015年現在で、15年間ということになりますが、その間、作業の熟練、専用塩田の改良などあり、徐々にカンホアの塩が理想とする成分・味に変わってきました。

    そこで、この度パッケージを一新する機会に(2015年6月)、成分表示の見直しを行い、若干ですが、改定しました。ですから、若干とは言え、この改定後の成分表示の方が、現実的なカンホアの塩の成分にグッと近くなっています。

    ちなみに、改定前(旧)と改定後(新)のカンホアの塩の成分表示は下記のとおりです。なお、【結晶のまま】と【石臼挽き】の成分は共通です。また、それらと【石窯 焼き塩】の違いは、水分の違いによるものです。

    100gあたり 【結晶のまま】
    【石臼挽き】
    ・表示
    【結晶のまま】
    【石臼挽き】
    ・表示
    【石窯 焼き塩】
    ・表示
    【石窯 焼き塩】
    ・表示
    ナトリウム 35g 33.76g 37.2g 35.60g
    マグネシウム 700mg 780mg 740mg 830mg
    カルシウム 500mg 620mg 530mg 660mg
    カリウム 250mg 250mg 270mg 260mg
    (NaCl相当) 88.9g 85.82g 94.5g 90.49g

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広く「塩」に関するご質問答え

  1. 質問: 海水からニガリ(苦汁)を取り除くのは、どうするのですか?

    答え: 海水を濃縮していくとやがて塩が出来てきます。ただこのとき塩はまだその母液に浸かったままの状態です。その母液がニガリ(苦汁)。つまり、海水を濃縮すると、塩とニガリが同時に出来るとも言えます。その状態から、塩だけを(例えばザルなどで)採るとニガリが残ることになります。こうして結果的に海水からニガリは取り除かれます。ですから、表現としては、ニガリを「取り除く」というよりも、ニガリが「残る」という方が正確かも知れません。

    【参考】 塩またはニガリが出来る原理について => 塩作りの原理
    【参考】 カンホアの塩の製造工程でニガリを含ませる(または多過ぎる分を落とす)工程 => 2:結晶、収穫、天日干し

  2. 質問: 「海水の成分がそのままの塩」はないのですか?

    答え: 結論から言いますと、ないでしょう。それは、海水をそのまま塩の代わりにする人がいないことからも分かります。「海水の成分がそのままの塩」とは、海水から水分を抜いただけの塩ですから、もしそれを作ろうとすると、海水をそのまま天日に干すなり釜で焚き(または鍋で火にかけ)、水分がなくなるまで続けると出来上がります。しかしそれには、かなりの燃料や時間をかけないと出来ません。岩塩は、海水が天日で出来た塩とも言えますが、その成分は「海水の成分がそのままの塩」とは違うものになってしまいます。

    【参考】 具体的な塩の違い >>> 岩塩のグループ

    また、燃料を使って作ったとしても、その塩はかなり苦くなってしまい、食用には向かないため、特別な理由がない限り、それを作る必要もないかと思われます。しかし、私はこれに近いことを天日で試したことがあります。ご興味ある方は、塩の「一物全体」をご覧ください。

  3. 質問: 海水は、地球上の地域によって成分や味が違いますか? また、その違いは塩の味に影響しますか?

    答え: まず、地球上の海水についてですが、地域による違いはほとんどありません。海には海流があり、地球を巡っています。どこの海水も同じと思っていい程です。ちなみにwikipediaの「海水」では、『地球上の地域によって、海水の塩分濃度は3.1%から3.8%で、平均は3.4%程。また、(様々な)塩分の構成(比)はほぼ一定』との記載があります。

    当然のことながら、河口など汽水域の塩分濃度は低くなるので、陸地の影響が受けにくい場所(例えば大洋の真ん中など)の塩分濃度は総じて高くなります。またアラビア半島とアフリカに挟まれた紅海のように、降雨量が少なく気温が高い地域での海水の塩分濃度も高くなります。しかし、最大でもその範囲は、「3.1%から3.8%」で、その組成はほとんど一定で変わりません。ですから、地域による海水の違いは若干の水分だけであって、水分以外の海水の成分・味はほとんど同じです。したがって、「○○の海水は、味がよく、△△の海水は苦味が強い」のようなことはないため、それが塩の成分や味に影響を及ぼすこともありません。地球上の海は繋がっていて、ひとつなのです。

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