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FAQ(質問集) >>> 回答集

「カンホアの塩」に関するご質問と答え

  1. 質問: カンホアの塩はどんな料理に合いますか?

    答え: カンホアの塩の特徴は、「海のような、深く豊かな味わい」。この複雑で繊細な塩味は、比較的淡い味の素材や味付けとの相性がいいでしょう。素材で言うと、穀物類(パンやおにぎり雑穀など)・野菜・魚介類。肉なら牛や羊よりも鶏や豚。これは概してなので、例えば「レモン汁+塩」で食べる牛タンなどにもよく合います。そして味付けをあえて極端に言うと、塩だけから、塩とレモンやオリーブオイル・ハーブ類などシンプルな味付けの料理になります。また、強いて「○○料理」で言えば、和食やアッサリ目のイタリアンなどのイメージです。

    反対に、強く重い味のコッテリとした食材や味付け(ソースなど)と合わせると、その「深く豊かな味わい」がかえってモッタリと感じることがあるかも知れません。そんなときは、他の味(酸味や辛味など)を補うか、そのコッテリ感に負けないストレートな塩味の岩塩が合うことでしょう。

    【参考】 海水塩(カンホアの塩)と岩塩の使い方の違いについて --> 「いろいろな塩の使い分け

  2. 質問: カンホアの塩は他の天日塩と違いますか?

    答え: そもそも「天日塩」とは、天日製法で作られた塩のこと。海水を天日で濃縮して作った塩、それが天日塩です。しかし、天日で濃縮しさえすれば、必ず同じような塩ができ上がるかと言うと、そうはなりません。海水の濃縮方法が天日ということの他に、塩の成分・味に影響する製造工程はたくさんあるからです。具体的な製造工程の詳細は、各々の天日塩でいろいろあると思いますが、世界中で作られている99%以上の天日塩(非食用を含む)は、「NaClの純度が高い塩」を目指して作られています。一方、カンホアの塩は「海水の全体的な成分・味を取り込みながら味を作り上げる」ことを目指して作られています。ですから、でき上がる塩も違う成分・味になります。カンホアの塩が謳っている“特別な(オリジナルの)完全天日製法”では、その目指すところのために製造工程のかなり細部にわたり工夫を凝らしているつもりですが、大ざっぱに言っても、成分・味においてカンホアの塩とその他一般的な天日塩は違うと思います。

    【参考】 一般の天日製法とカンホアの塩の天日製法の違いの詳細は --> 「(参考)天日製法とは?
    【参考】 カンホアの塩のオリジナル天日製法の実際は --> 「オリジナル天日製法について

  3. 質問: カンホアの塩は「完全天日塩」とありますが、完全ではない天日塩もあるということですか?

    答え: はい。完全天日ではない天日塩もあるということです。ベトナム・カンホアでの例をあげましょう。(カンホアの塩の専用塩田ではない)カンホアでの一般の塩作りでは、いったん天日で塩を作った後、その天日塩を釜の中で溶かして焚きます。天日塩は(釜焚きに比べ)低温で濃縮されるため、塩が結晶化するのにの時間がかかります。そのため、その間に塩の結晶が大きくなります。大きくなった結晶は、食用の塩としては溶けにくいため、粉砕されます。その粉砕をするために、あらかじめ濃い塩水が入った釜に大粒の天日塩をドサッと入れます。大粒の塩はいったん溶けますが、濃い塩水が入っているため、まもなく今度は細かい粒になって再結晶してきます。これを引き上げ脱水機のよなものを経て、ボイラー乾燥後、完成になります。また、こうして溶かす際に、マグネシウム分など溶けやすいミネラル成分を落とすことにもなります。(カンホアの塩の専用塩田ではない)一般のカンホア産の天日塩は、「NaClの純度が高い塩」を目指していますから、この粉砕方法は、「NaClの純度を上げること」も同時に行える、一石二鳥の手法なのです。

    ところで、カンホアの塩の考え方は、「海水の全体的な成分・味を取り込みながら味を作り上げる」こと。ですから、溶かしたりはせず、単純に石臼で挽くことで、大きな塩の結晶を粉砕しています。また、乾燥もボイラーではなく、天日干し。全行程において天日で塩を作っているため、「完全天日塩」と謳っています。

    【参考】 カンホアの塩の石臼挽きについて --> 「(もうひと塩)天日塩の『石臼挽き』の意味
    【参考】 一般の天日製法とカンホアの塩の天日製法の違いの詳細は --> 「(参考)天日製法とは?
    【参考】 カンホアの塩のオリジナル天日製法の実際は --> 「オリジナル天日製法について

  4. 質問: ベトナムというと開発途上国というイメージがありますが、衛生面・技術面などカンホアの塩は大丈夫ですか?

    答え: 最初に、衛生面ですが、まず原料の海水はとてもきれいです。カンホアの塩の専用塩田のあるホンコイ村は、一番近い大きな町がニャチャンという町。ニャチャンは町ですが、その海辺や沖合の島は海がきれいなリゾートになっているぐらいのところです。そのニャチャンから50〜60km離れたところの田舎にホンコイ村はあり、もちろんニャチャンよりも海はきれいです。具体的なデータはないので、厳密には「きれいと言われる、または見える」と言った方が正確かも知れません。(このサイトのトップページ「home」の海の写真はカンホアの塩の専用塩田のあるホンコイ村の砂浜です)

    そして、このホンコイ村にある塩田地帯は、昔からベトナムでNo.1またはNo.2の有数の天日塩の産地であり、カンホアの人々はもちろん、ベトナム全土の人たち向けの塩が生産されています。そのため、政府によって汚染されないよう規制されていますので、安全と言えましょう。その一角に、カンホアの塩の専用天日塩田があり、海水を引き入れる採水口も共通です。

    蛇足だとは思いますが、実は以前、何人かのお客様から、「ベトナムの海というと、茶色く濁ったイメージがあるけど、カンホアの海もそうじゃない?」と質問を受けたことがあります。「ベトナム」「茶色く濁っている」というイメージは、おそらくメコン川のことだと思います。

    【参考】 生産地カンホアについて」 >>> 「周辺環境と立地条件

    また、技術面についてですが、たしかにカンホアの塩を作る工程でハイテクな機器はありません。使う機械類は、せいぜいポンプ・石臼(いずれも電動)、塩を運ぶトラックぐらいです。それよりカンホアの塩を作る技術として欠かせないのは、きめ細かな職人の手作業や判断です。それは天気を見ながらの、塩田を移す(または収穫の)タイミングだったり、(左官職人のように)収穫する際のトンボ使いの正確さなどです。最近のカンホア地方の一般の塩作りは、少しずつ機械化されているので、徐々にそれら職人の技術の使いどころが減ってきていますが、機械でドサッと作れないカンホアの塩の製法にはそういった技術が必要なのです。カンホアの塩は、ここの一般の天日塩の製法とは違う、オリジナルの天日製法ですが、それは100年も前から続くと言われるここカンホアの地の塩作りの文化がなしには語れません。

    【参考】 流通(トレーサビリティ)と現地スタッフ
    【参考】 生産地カンホアについて」 >>> 「塩作りの歴史

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広く「塩」に関するご質問

  1. 質問: 海水から苦汁(ニガリ)を取り除くのは、具体的にどうするのですか?

    答え: 俗に「ニガリを取り除く」という表現がありますが、「海水からニガリを(直接)取り除く」のではなく、海水を濃縮してできた塩を引き上げ、「ニガリを残す」という方が正確な表現だと思います。これで結果的に海水から「ニガリを取り除く」ことになっています。

    少し詳しく説明します。「塩作りの原理」のページにもあるとおり、(天日でも釜焚きでも)海水を濃縮していくと「塩」が析出してきますが、この場合の「塩」とはNaClだけではなく、ニガリの成分(マグネシウムなど)も含まれます。ニガリの成分は、濃縮の過程で、NaClの後に(最後に)析出してきます。ですから仮に、最後の最後まで(水分が全くなくなるまで)海水を濃縮すると、ニガリはそのままでき上がる塩に含まれることになりますが、その塩は、海水から水分を抜いただけのもの。できたとしてもあまりに苦過ぎて塩としては使えません。そこで程度の差こそあれ、海水を最後まで塩にはしないで、ニガリ成分が含まれ過ぎないように「残す」のです。その残されたニガリが豆腐を固めたりに使われます。

    【参考】 塩またはニガリができる原理について --> 「塩作りの原理
    【参考】 カンホアの塩の製造工程でニガリを含ませる(または残す)工程 --> 「2:結晶、収穫、天日干し

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