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生産地カンホアについて

140_docletカンホアの塩専用天日塩田近くのビーチ

小さな天日塩の名産地

南北にS字型に細長いベトナム。南北に1,600km以上、その海岸線は3,000km余りにも及びます。カンホアはその中南部の海岸沿いにあります。カンホアとはプロヴィンス(省)の名前で、その省都はニャチャンという町。カンホアの塩の専用天日塩田は、このニャチャンから、さらに50〜60kmほど北へ行った、ホンコイという村にあります。気候はもちろん熱帯性。沖合には珊瑚礁を望み、白い砂浜と青く澄んだ海が続いています。

この地方にある一般の天日塩田では、主にベトナム国内向けの塩が作られています。カンホア・プロヴィンスでは、毎年何万トンもの塩が作られていますが、メキシコやオーストラリア、そして中国などと比べると、非常に小さな規模の天日塩田です。そしてその中に、ちょこんとカンホアの塩専用の天日塩田があり、カンホアの塩は特別に作られています。徐々に機械化が進むカンホア・プロヴィンスの塩田にあって、カンホアの塩専用の天日塩田では、電動のポンプと石臼以外はすべて手作業。それができるのも、この地方で昔から続く塩作りの歴史と、キメの細かい塩作りを理解し行ってくれるここの職人さんたちの気質があってこそです。

この章では、塩作りを中心にカンホアの地を紹介したいと思います。